桜の下で・・

かなりの早咲と評された今年の桜・・・徐々に花は散り始めていますが、川越にはまだまだ満開と言っても良い桜がたくさん残っています。

人間はおもしろい生き物だと思うのですが(院長だけか?)、満開の桜の下で花を見上げている最中・・・あるいは見渡す限りの大海原で水平線を見ている時・・・あるいは静かな山の中で満点の星空を見上げている時・・・我が身の小ささを実感し、無限に継続している自然の壮大な営みの中に組み込まれている自分を実感します。

 

今年も満開の桜の下で、「ああ、あと何回こういう景色を見れるのだろう?」と少しブルーになり、「自分にも子供がいる・・我がDNAは後生に伝えられる・・自分の役割は果たせた」と少し安心し、「でも、我が子はDNAのバトンを落とさずに伝えていけるのだろうか?」と不安にもなりました。

 

人生50年・・・医者がまだ祈祷師だった時代にはそれが当たり前でした。

そしておそらくそれが自然なのでしょう。

人間のホルモン分泌が劇的に変化する年代・・それが50前後です。

現代の日本人は平均余命が80年あります。

その差、30年は医学や薬学、栄養学など様々な進歩によってもたらされたボーナスだと思っています。

 

今、医学がさらに進歩しようとしています。

死亡率の高い「がん」を治療してしまう・・そんな技術が開発されつつあります。

あと数十年すると、平均余命は3桁になっているかも・・・・

 

しかし、最近、30才台での成人病発病が増えています。

まだ40才前後なのに、既往に心筋梗塞、脳梗塞・・という人が多いのです。

食生活の影響でしょうか・・・ちょうど私が小学生(10歳前後)の頃に、McDonaldが日本に入ってきましたし、日清カップヌードルが発売されました。

セブンイレブンが国内に増殖したのもその頃・・・

さて、ジャンクフードvs医学の対決はどうなりますことやら・・・??

 

高齢化社会が問題視されていますが、病弱な若い世代を考えると、10年後の日本を支えているのは、その高齢者かも知れないなあ。

私もまだしばらくは日本の医療の一端を支え続けたい・・・今年の桜は私にそう決意させてくれました。

あと5ヶ月で人生半世紀を迎えます。

お釈迦さんは、50で知命・・命を知る・・と言ったそうです。

おっ!俺も一緒じゃん!

でも悲しいかな、40のお釈迦さんには至れません・・・・不惑。